農水相は熊本での台湾TSMCの地下水採取では農業用水への影響懸念はないと

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坂本農林水産大臣は、熊本での台湾TSMC工場による大量の地下水採取により、熊本での農業用水の取水への影響が懸念されるとの声に対しては、現時点では影響が懸念されるとは聞いていないとの見解を示した。

2月27日に実施された坂本農林水産大臣記者会見の際に、記者から「先日24日に、台湾のTSMCの工場の開所式が行われました。開所式には大臣も参加されたかと思うのですけれども、半導体の製造に必要な大量の地下水が使われることによって、今後、農業用水の取水への影響が懸念されますけれども、農水省としてどのように対応されるのか教えてください」との旨の質問が行われた。

この質問に対して、坂本大臣からは「TSMCの地下水採取に関し、これまでのところ、熊本県や土地改良区から農業用水の取水への影響が懸念されるとは、聞いておりません。なお、熊本県では、以前から、関係市町、土地改良区、JA等が連携して、水田湛水による地下水涵養に取り組んでいると承知しています。いずれにしても、農業用水の確保については、農水省としても、地方公共団体や土地改良区等と連携しつつ、水田や水路の整備、多面的機能発揮の取組等を支援してまいります」との旨が述べられた。

なお、熊本市民らは、現状では地下水ですべての熊本市民の水が提供されているのにも関わらず、今後は地下水が枯渇してしまう、農業用水への影響がでてしまうのではないかとの懸念の声が多くあがっている。

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