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日本の総合商社である三菱商事株式会社は、タイの「Thai Union Group Public Company Limited(TU)」と資本業務提携契約を締結したことを発表した。
三菱商事によると、TU社は、水産物の加工・販売をグローバルに展開する大手総合水産会社であり、特に、マグロカツオ類を原料としたツナ缶詰やウェットペットフードの加工・販売においては世界トップのシェアを誇るとしている。1991年に三菱商事がTUに初めて出資して以来、両社は、ツナ缶詰やペットフード分野に加え、サーモンやエビなどの冷凍水産品の分野で協業を進め、30年以上にわたって、強固な関係を築いてきたとしている。
今回は、資本業務提携契約に基づき、三菱商事は、TU発行株式(自己株式を除く)の13.81%を公開買付けにより取得し、TUへの出資比率を現在の6.19%から20%に引き上げ、TUを持分法適用会社とする予定となった。
この契約を通じて、三菱商事グループとTUが有する調達・加工・販売機能の相互活用を一層推進することで、両社による水産物バリューチェーン全体における付加価値の最大化を図り、消費者ニーズに応える高品質な製品の安定供給を加速していくなど、グローバルベースでの事業シナジーを創出していくとしている。