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ベトナムのハノイとホーチミンの一部の小学校(初等教育)において、日本語を第一外国語として教育する授業が開始された。東南アジア地域において、初等教育の授業で日本語が採用されたのは初めての事となる。
在ベトナム日本大使館とベトナム教育訓練省では、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターや各種機関からの協力を受けて、ベトナムの小学校3年生からの第一外国語としての日本語教育の導入に向けて調整していた。この調整が完了した事に伴い、9月15日よりハノイ市内の4校とホーチミン市内の1校において小学校3年生への日本語教育クラスが開始された。
開始されている学校は、ハノイの「Nguyen Du小学校」「Khuong Thuong小学校」「Chu Van An」「Gateway国際小学校」、ホーチミンの「Viet – Uc小学校」となる。この5校では試験的な日本語教育導入であり、2016年から2017年度の結果を踏まえて順次ベトナム各地において日本語導入が検討される。
ベトナムでは日本のアニメ・漫画・ゲームなどへの人気があるため日本語を身近に感じる人も多く、今回の日本語教育導入は概ね歓迎されている。日本政府は、今後も日本語普及のためにベトナムの関係機関との協力を推進していく方針である。
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