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日本の総合商社である三菱商事株式会社は、韓国企業、ベトナム企業2社との合計4社からなるコンソーシアムにて、ベトナム電力公社から石炭焚火力発電所の建設工事を受注したことを発表した。
ベトナムでは、堅実な経済成長と人口増加により最大商都であるホーチミン市では電力需要が増加しているが、この電力需要に対応するための十分な電力インフラは整備されていない状況であった。そのためベトナム政府では、安定した電力供給を実現することを目的として、ビントゥアン省ビンタン地区に石炭焚火力発電所を建設することを決定していた。
三菱商事を中心としたコンソーシアムが、今回新たに建設を実施するのは、既に三菱商事が受注し現在建設を進めているビンタン4石炭火力発電所の隣接地に、追加で一基の石炭火力発電所の建設を行うものである。この追加で建設する発電所は、2019年頃の運転開始を予定している。
三菱商事は、今後もベトナムの電力安定供給と経済発展に貢献し、東南アジアなどの世界各地で環境へ配慮したインフラの整備に取り組んでいく方針であることを表明している。