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ベトナム政府は、日本の政治家である参議院議長の山崎正昭氏と、ベトナムの国会議長であるグエン・シンフン(Nguyen Sinh Hung)氏が12月7日にベトナムのハノイで会談を実施したことを発表した。
この会談においてグエン・シンフン議長は、日本政府の今までの政府開発援助(ODA)に感謝するとともに、このODAがあるおかげでベトナム政府が目指している工業大国となる夢が可能となるであろうと述べた。また、ベトナム政府としては日本政府からのODAを継続して欲しい旨が伝えられ、更なる高レベルでの経済協定を締結したい旨も伝えられた。また、南シナ海の領有権問題も話題に挙がり、1982年に採択された海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)に基づき、日本政府はベトナム政府の味方となることを期待している旨も伝えられた。山崎正昭参院議長からは、2011年に日本で発生した東北地方太平洋沖地震と津波の被害に対するベトナム政府からの支援に感謝の意を伝えた。
両首脳は、今後も政府高官の訪問を定期的に実施することで合意し、立法機関の立場としても協力関係を強化していくことで合意した。