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ベトナム政府は、新型コロナウイルスの感染拡大により、ベトナム南部の19の地域で約250万人の労働者が仕事を辞めたことを発表した。
ベトナム政府の発表によると、8月28日時点では、コロナウイルスの流行により、市場から撤退した企業は79,000社を超え、前年同期比で25.5%増加している。ベトナム国内における、第4回目のコロナウイルス感染拡大の震源地であるホーチミン市では、23,000社以上の企業が操業停止に追い込まれ、2016年から2020年の期間中に記録された中で最も多い数となり、前年同期比で14.8%増加し、全国の総数の29.1%を占めている。
南部地方には、195の工業団地と1つのハイテクパークがあり、230万人の雇用を創出しており、この地域には97の産業クラスターがあり、11万3千人の労働者が働いている。現在では、これらの企業の半数近くが、新型コロナウイルス感染拡大・生産材料不足・商品の流通困難などの理由で操業を停止せざるを得ない状況にある。また、ホーチミン市では、1,700社の企業だけが、社会的距離を置く期間中に50%の生産力で操業している。