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日本の陸上自衛隊の陸上幕僚長は、ベトナムとのハイレベル交流や、多国間のハイレベル交流と共同訓練を実施したことを発表した。
ベトナムとのハイレベル交流は、7月7日に人民軍ギア副総参謀長との間でテレビ会談が行われた。この会談においては、インド太平洋地域の安全保障環境、日越陸軍種間の防衛協力・交流について意見交換が行われ、法の支配に基づく国際秩序の維持の重要性について認識の共有を図りつつ、日越陸軍種トップ同士の信頼関係の構築と日越陸軍種間の関係強化を図られた。
多国間のハイレベル交流は、7月8日と9日に陸上幕僚監部主催により日米豪シニア・リーダーズ・セミナー「TSL2021」がテレビ会議で開催された。この会議は、日豪陸軍種のトップと太平洋レベルの米陸軍種司令官が一堂に会する会議であり、現下のインド太平洋地域の戦略環境について認識の共有を図るとともに、インド太平洋地域における望ましい安全保障環境の構築に向けて活発な議論が行われた。
また、多国間の共同訓練として、オーストラリアにおける米豪英軍との実動訓練「タリスマン・セイバー21」が開始されており、米国における米陸軍との実動訓練は7月24日から28日の間、グアム島において実施される予定であることを明らかにした。