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岩屋防衛大臣はベトナムに5月2日から4日に訪問し、日越防衛相会談などを開催した。
日越防衛相会談は、岩屋防衛大臣とリック国防大臣との間で、5月2日にベトナム国防省で開催された。会談では、リック大臣から日本の新天皇の即位への祝意が述べられ、令和の時代の初めての日本の大臣の訪越を嬉しく思うとの旨の発言が行われた。岩屋大臣からは「防衛協力に関する日越共同ビジョン」を踏まえて、『ハイレベル交流』『艦艇・航空機の寄港(寄航)』『能力構築支援の強化』『日ASEANの協力指針である「ビエンチャン・ビジョン」に基づいた多国間協力』『政策協議の実施』等を進めたい旨が述べられ、リック大臣からはこれらに賛同して、日本の今までの協力を高く評価する旨が述べられた。
会談終了後には、深山装備庁長官及びヴィン国防次官との間で「防衛産業間協力の促進の方向性に係る日ベトナム防衛当局間の覚書」への署名式が実施された。また岩屋防衛大臣は、4日にベトナムの首都ハノイでグエン・スアン・フック首相との間で会談を実施し、両国間の防衛協力を推進させることで合意した。