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海上保安庁は、練習船こじまが4月26日から8月4日の101日間にかけて世界一周を行い、寄港する各地で交流などを行うことを発表した。
この遠洋航海実習は、実習生が船艇初級幹部として必要な知識や技能を修得するとともに精神力・統率力・実践力の練成を図り、国際感覚を養うことなどを目的として実施されるものである。今回は初寄港のスリランカを含む5カ国(6カ所)へ寄港し、寄港した先で関係機関との交流等を行う予定である。この交流は、日本政府が取り組んでいる法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋の実現にも寄与するものでもある。
予定している寄港国・寄港地は、呉を4月26日に出発して、アメリカのサンフランシスコに5月11日から15日に、パナマ共和国のパナマ運河に5月26日から27日に、アメリカのニューヨークに6月2日から6日に、ギリシャのピレウスに6月21日から25日に、スエズ運河に6月27日から28日に、スリランカのコロンボに7月9日から12日に、シンガポールに7月18日から22日に、ベトナムのダナンに7月26日から29日に、呉に8月4日に到着する。予定では、航海日数が73日、停泊日数が28日、総航程が約26,000海里となる。