JICAがベトナムの塩水遡上対策を支援

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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、ベトナム南部ベンチェ省における塩水遡上制御施設の整備を支援するため、242億5,700万円を限度とする円借款貸付を実施する事を発表した。

ベトナム南部のメコンデルタ地域であるベンチェ省は、稲作・ココナッツ・柑橘類の果樹栽培等が盛んに実施されており、ベトナム全土にとって重要な食糧庫となっている。しかしながら近年のこの地域では、気候変動などの影響とされる塩水の遡上がメコン川支流で発生しているため、農作物減少などの被害が深刻化している。そのため、塩水の侵入を防ぐ水門を建設する等の塩害対策を早急に実施する必要が出てきていた。そのためJICAは、気候変動等への適応と農村部の住民の生計向上を図る事などを目的として、この事業を支援する事を決定した。

今回の支援は「ベンチェ省水管理事業」として、242億5,700万円の円借款貸付契約により実施される。今後のスケジュールは、2018年5月頃に国際競争入札による最初の調達パッケージ入札公示が実施され、2022年10月頃の完成を予定している。

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