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東京ガス株式会社は、自社100%出資の完全子会社の東京ガスアジア社を通じて、タイの天然ガス火力発電事業に進出する事を発表した。東京ガスが東南アジア地域の発電事業に参入するのは、今回が初めての事となる。
タイでは堅調な経済成長が続いており、今後も電力市場は3%の成長を続けていく事が見込まれている。そのため東京ガスは、タイの発電事業に参入する事を決定した。
今回の参入は、東京ガスアジアがタイで天然ガス火力発電所「バンボー発電所」を所有・運営するイースタンパワー&エレクトリックカンパニー社(Eastern Power and Electric Company Limited)から、株式28%を取得する形で実施される。この発電所は、首都バンコクより南東に位置するサムットプラーカーン県バンボー郡にある出力35万kWのガスタービンコンバインドサイクル発電方式の発電所である。この発電所はタイ発電公社との間で長期売買契約(2023年まで)を締結しているため、安定した収益が期待出来るものである。
東京ガスは、今後も東南アジア地域などにおいてエネルギーインフラ構築などを実施していく方針である事を表明している。