シンガポールも日本と同様に隣国からの煙害に悩まされる

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9/15の時点でのヘイズの状況(編集部による撮影)
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シンガポールは日本と同様に天然資源が無いが経済発展し治安が良い事などからも日本と似ている国と言われているが、日本が中国から飛来したとみられているPM2.5により悩まされている状況と同じく、シンガポールも隣国のインドネシアからの煙害(ヘイズ)により悩まされている状況である。

毎年この時期になると、隣国のインドネシアのスマトラ島などで大規模な焼き畑などが行われるため、その際に大規模な煙が発生し、その煙がシンガポールおよびマレーシアなどに流れている。このシンガポールでは、自国で煙を発生させているわけではないため、インドネシア政府に焼き畑などの自粛を要請することしか出来ず、またインドネシア政府からはあまり協力的な対応が得られていない状況である。そのためシンガポール政府は、煙の状況を国民に伝えるために、専用のWEBサイトを立ち上げるなどにより国民に注意を呼び掛けている。

シンガポール保健省の発表によると、現状の煙害(ヘイズ)の状況が極めて健康に良くない状況のため、ヘイズ対策の医療補助金制度を実施することを発表した。また現状は、ヘイズにより目・鼻・喉などに一時的な痛みなどが出ることはあるが、ただちに重大な健康被害が出るわけではないため過剰な心配をしないように呼びかけている。但し、慢性的な心臓疾患や肺疾患など抱えている人や、幼児や高齢者の場合には、体調不良を感じた場合には早めに医療機関へ受診するよう呼びかけている。

現状のシンガポールの街中の状況は、日によって異なるがマスクをつける人は少数であり、日本ほどの過剰反応をしていない状況である。なお、マレーシアではこのヘイズにより、首都クアラルンプールや周辺の学校を臨時休校としている。

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