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シンガポールでは電子商取引の市場は順調に成長しており、販売メーカーは物流インフラ業者に輸送の速度向上とコストダウンを望む声が多数あがっていた。この要望に対応するため、シンガポール・ポストは電子商取引用の物流拠点を設立することを決定し、この物流拠点の起工式を11月7日に実施したことを発表した。
シンガポール・ポストグループのヴォルフガング・バイアー(Wolfgang Baier)CEOによると、東南アジアは電子商取引が最も成長している市場の一つであり、シンガポール・ポストグループの競争力を高めるためにも電子商取引用の物流拠点を設立することとなった。この物流拠点には182億シンガポールドルの投資を行い、東南アジアにおける最大級の物流拠点となる。この拠点は3階建てで、床面積は55.3万平方フィートとなり、最先端の技術を活用し最大の効率と生産性を達成出来るように設計されている。軽量・小包の仕分け・梱包などの作業は自動化され、注文受領から発送までの処理を高速に実行することが可能となる。
この新しい拠点では、現在の拠点でのコストと比較して30-40%程度のコスト削減が可能となる見込みである。稼働時期は2016年の第二四半期(7月)頃となる見込みである。