日本とシンガポールは共同でヒトの老化に関する研究開発を推進

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画像:日本医療研究開発機構のHPよりSICORPの解説図
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国立研究開発法人の日本医療研究開発機構(AMED)は、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)との合同公募を初めて実施し3件の研究開発課題を採択した事を発表した。

AMEDとA*STARは、生物医学分野において基礎から臨床段階まで広範な分野における連携を行う事などを目的として、2016年3月16日付けで協力に関する覚書(MOC)を締結していた。この覚書に基づく初めての協力として、ヒトの老化に関する研究公募を実施し、3件の研究開発課題を採択した。この事業は、省庁間合意等に基づき文部科学省が特に重要とする国等との間の国際共同研究を推進する「医療分野国際科学技術共同研究開発推進事業として実施する戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)」に基づき実施されているものでもある。

今回実施した研究提案の募集では、合計18件の応募が行われた。採択に際しては、日本人とシンガポール人同数の有識者から構成される合同評価委員会を開催した。この委員会で評価を実施した結果、3件の採択課題を決定した。今後は契約手続きなどを実施した後に、AMEDとA*STARによりプロジェクトの支援を開始する予定である。

【採択された課題名(所属研究機関)】
1.「心血管系、骨格筋系、および認知機能の老化に関わる分子バイオマーカーの国際共同開発」(慶應義塾大学 医学部、Duke-NUS Medical School)

2.「自然免疫細胞の老化を軸とする老化関連疾患発症機序の解明」(東京大学 医学部附属病院、Singapore Eye Research Institute (SERI))

3.「加齢性大脳白質病変の決定 因子の解明」(国立循環器病研究センター、National University of Singapore)

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