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日本に訪問中のフィリピンのドゥテルテ大統領と岸田外務大臣は25日夜に夕食会を実施し、その際にドゥテルテ大統領から、日本へは自分の世代では無理かもしれないが次の世代ではお返しをしたいとの旨が述べられた。
外務省の発表によると、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領と岸田外務大臣の夕食会は大変な盛り上がりをみせたために、予定していた1時間30分では終わらずに2時間もの間実施された。この夕食会でドゥテルテ大統領は、日本とフィリピンの長年にわたる友好関係、日本とゆかりが深いダバオと日本との繋がりからはじまり、中国へ訪問した際の状況、ドゥテルテ大統領の個人的な思い、などの幅広い分野の説明が行われた。日本への親近感も説明され、フィリピン国民はみな日本に心から感謝しており、自分の世代では十分にお返し出来ないかもしれないが、次の世代においては必ず日本の国民の皆さんにお返しさせて頂きたい、との思いも述べられた。もし可能であれば、来月にでも再度日本に呼んで欲しいし、それが無理なのであれば岸田外務大臣が再度フィリピンに来て欲しいと述べていた。
岸田外務大臣は、この夕食会は大変有意義な場であったとして、忌憚なくお互いの思いを確認する事が出来たと評価している。また、ドゥテルテ大統領は健康に留意しているために健康食品として有名なカスピ海ヨーグルトと器を贈呈した事も明らかにした。なお、この夕食会には、フィリピンのヤサイ外相と日本の小田原外務大臣政務官なども参加していた。