日・フィリピン首脳会談、日本の海自練習機(TC-90)を移転

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画像提供:外務省(G20サミットの様子)
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日本の安倍晋三内閣総理大臣とフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、日・フィリピン首脳会談をラオスのビエンチャンにおいて実施した。

両者はASEAN関連首脳会議出席のためにラオスに訪問しており、ドゥテルテ大統領が就任後は今回が初めてとなる日本・フィリピン首脳会談であった。

安倍総理からは、ドゥテルテ大統領の就任に祝意を述べたうえで、フィリピンのダバオで発生したテロ事件で犠牲にあった人々への哀悼の意が述べられた。また、日本政府はフィリピンのミンダナオ地域に対して10年の間で元紛争地域に対して190億円以上、島全体に対しては760億円以上の支援を実施していた旨が説明された。ドゥテルテ大統領からは、今までの日本政府とJICAからの支援に深く感謝している旨が述べられ、テロ事件に対する日本政府と日本国民からの弔意に感謝する旨が述べられた。また、今後も日本政府と友好関係を強化していく方針である旨が述べられた。

海洋安全保障に関する協力も話し合われ、「防衛装備品及び技術の移転に関する日本国政府とフィリピン共和国政府との間の協定」に基づき、日本の海自練習機(TC-90)の移転を行う事で合意された。この移転に関連し日本政府からは、フィリピン海軍のパイロット教育や整備基盤の能力向上なども含めた防衛協力を今後も進めていきたいが旨が述べられた。南シナ海問題に関しては、今後も協力して対応していく事で合意した。

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