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防衛省・自衛隊は、フィリピン空軍からの依頼に基づき、2022年10月4日から2023年6月までの間、警戒管制レーダーの移転に伴うフィリピン空軍要員に対する教育を実施していることを明らかにした。
防衛省・自衛隊では、この警戒管制レーダーの移転に伴う教育は、両国間の協力関係をより一層深化させるものであり、大変意義深いものと考えているとしている。また、本教育を通じて、フィリピンとの相互理解及び信頼醸成を増進し、航空自衛隊とフィリピン空軍間の防衛協力・交流の一層の推進を図ることができることを期待しているとしている。
なお、フィリピン空軍留学生である少尉は、今回実施された留学に参加したことに関して、【日本にとって完成装備品を海外移転する初めての事例としてフィリピン空軍が三菱電機製の警戒管制レーダーを調達することとなり、その整備に必要な知識を習得するための課程を受講する機会を与えられたことに大きな名誉と責任を感じました。本課程では、整備の手順だけでなく、航空自衛隊の整備体制についても学びました。この素晴らしい経験により、レーダーの整備に係る必要な知識を得ただけでなく、日本とフィリピンの関係を強化する機会を得たと思います。引き続き、日本とフィリピンの良い関係が続くことを期待しています】との旨の見解を示した。