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海上保安庁は、巡視船「つがる」がフィリピン沿岸警備隊と連携訓練を実施したことを発表した。
海上保安庁では、東南アジア周辺海域における海賊対策の一環として、11月5日から巡視船「つがる」をフィリピン周辺海域に派遣している。この巡視船「つがる」は、派遣中の11月18日には、フィリピン南部に位置するシブツ海峡において、フィリピン沿岸警備隊巡視船2隻とともに、海賊対処に係る連携訓練を行うこととなった。
この訓練に参加した船艇は、海上保安庁の巡視船つがる及び搭載機、フィリピン沿岸警備隊の巡視船「4410」(44メートル級)及び「2403」(24メートル級)となる。この訓練では、通信訓練、連携訓練(海賊被疑船舶と見立てた小型艇に対し、海上保安庁巡視船とフィリピン沿岸警備隊巡視船が連携して小型艇を停船させる訓練)、フェアウェルを実施した。なお、両国の巡視船による実働訓練は、令和元年に実施して以来2年ぶりの実施となる。
巡視船「つがる」は、任務終了後の11月29日に函館港へ帰港予定であり、着岸後は入港式を行う。