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茂木敏充外務大臣は、フィリピンのテオドロ・ロクシン外務大臣と日・フィリピン外相電話会談を実施した。
電話会談では、新型コロナウイルス感染症に対応していくためには国際社会の連携が重要であることを確認した。茂木大臣からは、フィリピン国内外の邦人への帰国支援に謝意を述べた上で,フィリピンにおける在留邦人の安全及び日系企業の安定操業への協力を要請し、新型コロナウイルス感染症に関するフィリピンに対するアビガン錠供与、技術支援・医療物資供与、緊急支援円借款などの協力について説明した。ロクシン大臣からは、本邦内に停泊していたクルーズ船のフィリピン人乗員帰国支援に対する謝意と、日本からの支援(アジア欧州財団備蓄物資のアジア諸国への提供)に対する深甚なる謝意が表明された。
また、茂木大臣からは状況が落ち着き次第、質の高いインフラ整備、ミンダナオ和平プロセス、安全保障・防衛分野に関する様々な二国間対話を加速化し、南シナ海問題を含む地域情勢について連携したいとの旨を述べた。ロクシン大臣からは、日・フィリピン関係を益々強化していきたいとの旨が述べられた。