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在フィリピン日本大使館は、日本からフィリピン国家警察への治安・テロ資機材の引渡し式典が2月12日にマニラ首都圏の国家警察本部で開催された事を発表した。
日本政府とフィリピン政府の間では、安倍晋三内閣総理大臣とロドリゴ・ドゥテルテ大統領との間における首脳会談等で、ドゥテルテ大統領が政権の重要課題として掲げる治安対策・テロ対策を日本政府は強く支持する旨を表明するとともに、日本側がフィリピン政府のテロ対策を支援する事で合意していた。この合意に基づき幅広い分野における支援が実施されており、今までに警察車両(パトカー)が国家警察に供与され、マニラ・セブ・ダバオ等の大都市圏のパトロールなどに活用されるとともに、フィリピン周辺海域における海洋安全保障や海賊対策のための巡視艇や高速ボートの供与も行われている。
今回はテロ対策に関する機器が供与される事に伴い、引渡し式典が開催される事となった。式典には、羽田在フィリピン大使が出席した。今回引き渡されたのは、防爆スーツ6式、防爆盾6式、防弾ヘルメット442式であり、今後フィリピンに到着予定の防弾ベスト442式に関しては、到着しだい警察に引渡しが行われる予定である。