オーストラリアとフィリピンに巡視船えちごを派遣

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画像提供:海上保安庁
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日本の海上保安庁は、オーストラリアとフィリピンの海上保安機関との連携を強化して、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序の一層の強化に貢献するため、両国に巡視船えちごを派遣した事を発表した。

海上保安庁では、平成12年から東南アジア海域等における海賊対策として巡視船・航空機を派遣しており、沿岸国の海上保安機関に対して法執行能力向上支援等を実施するとともに連携を強化している。今年度は、巡視船えちごをオーストラリアとフィリピンに10月30日から派遣している。

オーストラリアへの訪問では、巡視船えちご船長がダーウィンにあるオーストラリア国境司令部北部地域司令を表敬訪問し、海賊対策等の法執行に関する両機関の関係強化についての意見交換を実施した。また、ダーウィンを訪問中の安倍内閣総理大臣が巡視船えちごに乗船し、乗組員に対して激励を実施した。

フィリピンへの訪問では、ミンダナオ島南西部に位置し海賊の多発するバシラン海峡において、巡視船えちごと日本が供与した40メートル級巡視船のフィリピン沿岸警備隊巡視船2隻による通信訓練を実施した。マニラ港沖合海域においては、日本の海上保安監とフィリピン沿岸警備隊副長官の視察のもとで、巡視船えちごとフィリピン沿岸警備隊巡視船2隻とアジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)情報共有センター(ISC)による海賊対処訓練を実施した。また、海上保安監を団長として、フィリピン沿岸警備隊副長官等を表敬訪問して、海賊対策等にかかる両機関の連携協力強化等について意見交換を実施した。

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