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日本の総合商社である三菱商事株式会社は、フィリピンで新興中間層向け住宅デベロッパー「PHirst Park Homes Inc.(ファースト・パーク・ホームズ インク)」を設立する予定である事を発表した。
設立する現地法人は、フィリピン大手不動産会社である「Century Properties 社(センチュリ―プロパティーズ)」と共同で設立する予定である。出資比率は三菱商事が40%、Century社が60%となる。資本金は10億フィリピンペソ(約21億円)となる。三菱商事側は、経営への関与に加えて日本の技術力を活かした品質の向上と安定化、建材・住宅設備機器の大量調達体制の構築等で役割を果たす予定である。
この会社では、フィリピン全土において、新興中間層向けの分譲住宅を開発・販売する事を目的として、毎年3件から5件の新規開発プロジェクトを立ち上げる目標である。設立後10年以内に年間10,000戸を供給することを目指しており、高品質な住宅を1戸あたり平均300万円から500万円で提供することによって、フィリピンの住環境向上に貢献する予定である。