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在フィリピン日本大使館は、フィリピンにおける人命救助や消火活動などを支援する活動の一つとして緊急車両76台を供与する事に伴い、引き渡し式典と署名式がダバオ市で開催された事を発表した。
フィリピン消防局では、人命救助と消火活動に必要な緊急車両が不足している状況となっており、国内全土の消防署に必要な数の緊急車両を配置することが困難な状況となっていた。そのため日本政府は、フィリピン消防局の救助・消火活動の強化を目的として、2013年の台風ヨランダ復興支援をきっかけとして、緊急車両を供与する支援を実施している。
今回は、2016年度「ミンダナオ地方15市町に対する緊急車両整備計画」の引渡式と、2017年度「ルソン地方20市町に対する緊急車両整備計画」の署名式が合わせて開催された。開催された式典には、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領、ア二ョ内務自治大臣、バニアゴ消防局長、車両配置先のミンダナオの15市町長、約200人の消防隊員などの関係者が参加した。この支援が実施される事により、フィリピン消防局の緊急事態の活動が強化される事となり、ミンダナオ地方のおよそ660万人とルソン地方のおよそ300万人にとっても役に立つことが期待される。