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日本政府はミャンマーの教育インフラの整備を支援するため、草の根・人間の安全保障無償資金協力により384,613米ドルの資金供与を通じてカレン州の学校建設を支援していたが、この建設が完了したことに伴い、新校舎引渡式典を実施したことを在ミャンマー日本大使館は発表した。
この発表によると、今回の支援で新校舎が完成したのは、カレン州パアン地区ターマニャ村小学校およびチャーインセッチー地区チャーインジー村小中学校である。実施された引渡式典には、カレン州政府財務大臣、カレン州政府森林・鉱山大臣や、建設委員会の委員長などの関係者や地域住民が出席した。
ターマニャ村小学校の引渡式典では、カレン州の政府高官が「国家の発展のためには人的資産が重要であるため、日本国民が誠意と真心で支援して建設された新校舎で、教師、父兄が協力して優秀な学生の輩出に努力していく必要がある。」という旨が述べられ、教育の重要性を訴えた。
チャーインジー村小中学校の引渡式典では、カレン州の政府高官が「我々の地域は、約60年の間戦闘状態にあったため、他国・他地域に追いつくためにはかなりの努力が必要とされる状況である。日本人の勤勉さを見習って、我々全員が一丸となって児童・生徒の学力向上に協力していきましょう。」という旨が述べられた。