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日本政府の政策金融機関である株式会社国際協力銀行(JBIC)は、日本企業の日進化学株式会社のマレーシア展開を支援するため、民間金融機関との協調融資を実施することを発表した。
日進化学は、1971年にエアゾール製品の製造を目的として設立された中小企業者であり、現在はエアゾール製品の他、頭皮用化粧品を中心とした一般充填品(化粧品、医薬部外品、日用品)の受託製造等の事業を展開している。
この日進化学では、ボディケア用品およびパーソナルケア製品の受託製造・販売を行うメーカーのマレーシア法人「Bodibasixs Manufacturing Sdn. Bhd.」の買収を通じてASEAN向け製品の製造受託拠点及びBMSの取引先基盤(含むサプライヤー)を獲得することを目指していた。
そのため、JBICは、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期資金を供給することを支援するため、日進化学に対して民間金融機関との協調融資を実施することを決定した。融資される資金は、日進化学が上記のマレーシア法人の発行済み株式を取得するために使用される。
JBIC分の融資は、2億円となる。なお、協調融資を行う民間金融機関は、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社滋賀銀行、株式会社紀陽銀行及び株式会社みずほ銀行となる。