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河野防衛大臣とマレーシアのイスマイル・サブリ国防大臣は、日マレーシア防衛相電話会談を実施した。
両大臣は、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している現状を踏まえ、防衛当局の役割などについて意見交換を実施した。河野大臣からは、自衛隊のダイヤモンド・プリンセス号における活動などをとりまとめた新たな資料を用いながら説明を実施した。イスマイル・サブリ大臣からは、マレーシア国軍の新型コロナウイルス感染症への対応を含む、マレーシアによる予防及び管理のための措置が共有された。
両大臣は、東シナ海・南シナ海を含む地域情勢についても意見交換を実施し、引き続き緊密に連携していくことで一致した。河野大臣は、最近も東シナ海・南シナ海において生じている事象を踏まえ、日本は力を背景とした一方的な現状変更の試み、また緊張を高めるいかなる行為にも強く反対すること、法の支配に基づく自由で開かれた海洋秩序が重要であるということを共有した。イスマイル・サブリ大臣は、南シナ海における平和、安全及び安定を維持・促進することの重要性などを強調した。