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東芝は、マレーシアのプトラジャヤ市で急速充電が特長の東芝の二次電池SCiBを採用しているEVバスの実証事業がスタートしている事を発表した。
マレーシアの行政首都・プトラジャヤ市では、環境都市計画を推進しており、2017年夏からEVバスの実証事業をスタートさせている。この実証事業は、プトラジャヤ市と日本の国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が締結した基本協定書に基づいて、NEDOから委託を受けた日本企業が現地企業と共同で実施しているものである。
このEVバスでは、二次電池の供給やEVバスの運行を支えるクラウド情報システムの構築や充電ステーションの構築などを東芝が全体コンセプトとして構想しており、プロジェクトを取りまとめている。また、急速充電が特長の東芝の二次電池SCiBを採用しており、従来の充電に長時間かかるという課題から解放されたEVバスは、未来型都市の主要交通網の一つとして大いに期待を集める存在となっている。また、超急速充電を採用したEVバスの導入は、ASEAN初の事例とも言われている。
この実証事業は2020年まで続けられる予定であり、この実証事業で得られた成果やノウハウは、さらに世界中で活用されていく見込みである。