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マレーシアの経済状況は好調であり、2014年第2四半期の経済成長率は6.4%であることをマレーシア中央銀行は8月14日に発表した。成長の理由としては、好調な輸出に影響された高い国内の民間需要が更に後押ししたとみられる。2014年第1四半期の経済成長率は6.2%であった。
第2四半期の総輸出は14.2%(第1四半期:10.8%)、総輸入は8.6%(第1四半期5.5%)とそれぞれ伸びている。好調な成長率に伴い、外貨準備高も調整を行い、2014年6月30日においてはRM423.6億(USD131.9億)となっている。
産業別に分析すると、電気機器・半導体関連の製造産業が好調で、農業産業はパーム油の増産も関連して好調であった。鉱業産業は、天然ガス・原油の高い生産量によりプラス成長しており、住宅産業も緩やかなペースで伸びている。様々な産業が好調であるため、従業員の雇用状況が安定・高賃金となり、この雇用上の状況により個人消費が6.5%(第1四半期:7.1%)も増加している。
マレーシア航空機の悲劇にも負けずにマレーシア経済は順調に成長しているが、マレーシアでは2015年4月から税率が6%の消費税(GST)の導入、目標としている2020年までの先進国入りを目標としてMSC(マルチメディア・スーパーコリドー)計画における最後の5カ年計画の策定・実施が控えているため、油断は出来ない状況である。
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