JICAはラオス首都の水環境改善を支援

スポンサーリンク




このページの所要時間: 13

アセアン各地の都市部では急速な経済発展および生活様式の欧米化に伴い、生活排水の水質が悪化し、衛生環境が悪化するなどの問題を引き起こしている地域が存在している。ラオスの首都のビエンチャン市においても水環境が悪化しているため、JICAは水環境を改善するための支援を2014年10月~2017年10月の期間において実施していることを発表した。

ラオスのビエンチャンは、近年は経済発展してはいるが人口が80万人程度であり、先進国の人口規模と比べた場合にはまだ小さい規模である。そのため、以前は近隣の自然豊かな森林・湿地などにより生活排水が自然と浄化されていたが、開発が進むと同時にこの自然環境が破壊され、結果として生活排水が浄化されないという悪循環に陥り始めている。

JICAは2009年から2011年の間に市内の衛生環境を改善するためのマスタープランを策定しており、これらのプランを元に現在の支援を実施している。現在実施している支援は、汚水処理に必要な環境に配慮した施設の計画および設計能力の強化、水環境管理に関する法規法令の運用能力の強化などを実施している。これらの支援により、都市部の水環境を改善し、排水処理の仕組みが構築される事を目標としている。

スポンサーリンク


関連カテゴリ ラオス
関連タグ , ,

ラオス関連ニュース

ラオス関連登録情報