ラオスではメコン川に関する開発を積極的に実施しており、直近ではドンサホン(Don Sahong)に構築するダムに関する協議を12月にメコン川委員会(Mekong River Commission)は実施している。しかしながら、一部の環境保護団体などからは、これらの協議は十分に行われておらずダムの開発は多大なる環境破壊に繋がるために更なる協議を行うべきとの指摘が行われている。
メコン川委員会とは、メコン川に接するカンボジア、ラオス、タイ、ベトナムの各国政府が、メコン川に関する開発および利益の還元を共同で公平に実施するために設立された団体である。
ラオスなどにおける水力発電プロジェクトでは、国外の企業・団体が水力発電プロジェクトに投資を行うとともに発生する電力を購入する契約を事前に締結しているケースが多い。そのため、ダムを開発することによる環境に与える事前調査は実施されるが、開発を進める事を第一目的としていることからも、環境破壊などの観点は軽視されてしまう現状である。
環境保護団体などからは、川の上流において開発を実施することは下流部分にどの様な影響を与えるか未知数であり、最悪のケースとしては、海から川への水の逆流が発生し塩分濃度が濃くなる事により川の魚の生態破壊に繋がるとの指摘も行われている。
メコン川のケースでは、カンボジアのトンレサップ湖などの漁業へ与える影響が指摘されている。貧困地域においては、日常的に摂取することが必要なたんぱく質は、漁業から得られる魚から摂取している。そのため、漁業が行えなくなることは、これらの人々の生活を脅かす事にもなることからも、この人達への補償を実施するべきと言われている。しかしながら、現状では漁業が行えなくなる地域の漁師などへの補償が十分に行われておらず、地域が未発展であることからも代替の職業は無く、これらの人への救済処置が必要であると言われている。
ラオスでは海岸に接していない事からも、川の開発は国にとっての欠かせない重要な施策である。しかしながら、川の開発を行うことは環境破壊につながり、多数の利害関係者との調整も必要となることからも、今後も難しいかじ取りが必要となっている。
アセアン10カ国情報










JICAはラオスの気候変動の緩和等を支援、約91億円の提案書が承認
茂木大臣の外務省は日本と中国の大学生の関係強化へ、中国大学生を招聘
武蔵野市は武蔵境から多文化の和を広げようと、韓国の伝統的な遊びで
高市政権はフィリピンの結核検診体制の強化支援、UNOPSに3.7億円無償資金協力
自民党政権は日本国内で働きたい外国人留学生採用イベントを後援
長崎県は外国人材の適正な受入・定着促進へ、JICA人的貢献が過半のJP-MIRAIと連携
農水省はASEANの食料安全保障の確保で意見交換
自民党政権でバングラデシュ国民の健康増進に取り組む決意を表明、アジア感染症予防に1,000万ドル支援
フィリピン全国剣道大会に日本大使が出席
富山県は韓国の登録者7万人のインフルエンサー招聘、県の魅力発信
SLB OneSubsea、マレーシア沖の2つの深海プロジェクトに関してPTTEPからEPC契約を受注
Bybit、スレッドとの提携を拡大し、多通貨対応暗号資産連動デビットカードを世界規模で展開
ユニバーサル・ベイパー・ジェット・コーポレーション、シンガポールにグローバル本社および研究開発センターを開設
タイ伝統 音楽・舞踊の夕べ
…and Action! Asia#04 -映画・映像専攻学生交流プログラム-公開上映・プレゼンテーション
FUN!FUN!ASIAN CINEMA 第1弾シンガポール映画『881 歌え!パパイヤ』上映
映画で読み解くサンシャワー展!「ワーキングタイトル」国立新美術館で開催
東南アジアの短編ドキュメンタリー上映会Visual Documentary Project 2016
淡路梅薫堂 江井工場
インドネシア料理スラバヤ 調布店