大野元裕知事の埼玉県は、日本語教室ボランティア研修(課題別講座)「外国にルーツをもつこども・保護者の身近な伴走者であるために」を開催することが明らかになった。
この研修の主催は、埼玉県と(公財)埼玉県国際交流協会となる。主催者によると、この研修は『在留外国人の増加に伴い、外国にルーツをもつこども達も増えています。言葉や文化等の違いから、日々の生活や学校生活の中で様々な困難に直面しているこどもやその保護者にとって、地域の日本語教室は日本語学習の場であり大切な居場所にもなっています。外国にルーツをもつこどもや保護者にとってよりよい環境をつくるために必要なことは何か、具体的な取組例や工夫について学び、ともに考えませんか?』と参加を呼びかけている。
対象となるのは、埼玉県内在住/在勤/在学で「地域の日本語教室でボランティア活動中の方」「外国にルーツをもつこども・保護者と関わりのある教育関係者(教職員、日本語支援員・日本語指導員など)」のいずれかに該当する者となる。受講料は無料となる。定員は100名となる。
予定している内容・講師は、プログラム1「外国にルーツのあるこどもへの日本語指導の実際 -地域と学校での実践から-」、プログラム2「外国出身ゲストの声を聞こう – 保護者・こどもの視点から –」、プログラム3「埼玉県教育局の取組」、プログラム4「参加者同士の意見交換(少人数でのグループトーク)」となる。講師は、地球っ子クラブ2000代表 /埼玉県地域日本語教育コーディネーターが務める。
なお、埼玉県による、この事業は、令和7年度地域日本語教育の総合的な体制づくり推進事業として実施している。日本の文部科学省の令和7年度予算案では、【外国⼈材の受⼊れ・共⽣のための地域⽇本語教育推進事業】に5.5億円を投入している。昨年は、4.95億円であったため、1割程度の増額となっている。