ラオスで新型コロナ感染者を確認、ASEAN全てで感染確認

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ラオス保健省は、24日に初めて新型コロナウイルス感染者を確認し、25日にも新たに感染者を確認し、合計で3人の感染者を確認したことを発表した。これで、ASEAN10か国すべてで新型コロナウイルスへの感染が確認された。

24日に初めて確認した感染者は、首都ビエンチャンに在住しているクラウンプラザホテル従業員とツアーガイドの2名となる。クラウンプラザホテルの従業員は、3月9日にタイ・バンコクから帰国し、23日から発熱した。ツアーガイドは、欧州からの団体客を3月9日から11日朝までルアンパバーン県に案内していた。欧州からの団体客はカンボジア・シェムリアップに出国したが、その中から感染患者が確認されていたことなどから、ツアーガイドは病院を受診して検査を受けたところ陽性が確認された。

25日に確認した感染者は、24日に感染が確認されたクラウンプラザホテル従業員の友人であり、飲食を共にしていた。ラオス政府は、このクラウンプラザホテル従業員との接触者113人を特定するとともに、感染を確認したツアーガイド女性との接触者を133人特定し、これらの接触者に居所待機を勧告し、そのうち13人に対してCOVID-19感染の有無を判定する検査を実施しており、現在は結果待ちである。

また、ラオスのトンルン首相は3月25日の記者会見で『周辺国から帰国した出稼ぎ労働者の14日間居所待機を厳格に実施』『医療専門家の推奨する方法に従って各自予防し健康状態をチェックすること』『会議等、大人数の出席する行事の中止。テレワークの推奨』『遠方への外出を控え、用事はできるだけ電話で済ませること』『身体に異常を感じたときは166に通報すること』『対策特別委員会が追加の通知を発出するので、国民はそれを厳密に守り、対策に協力すること』との旨の措置などを行うことを発表している。

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