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日本政府は、ラオスにおける教育インフラを整備するためにビエンチャン特別市のナムサン中高一貫校の整備を支援していたが、この整備が完了した事に伴い引き渡し式典を実施した。
ラオスのナムサン中高一貫校では、生徒数が非常に多く一教室あたり60人超という過密状態による教育が実施されており、深刻な教室不足に陥っていた。そのため日本政府はナムサン中高一貫校の教育環境を改善させるため、草の根無償資金協力として78,724米ドルを供与する形での支援を実施していた。
今回の支援では、校舎・トイレ・給水施設・備品等を整備した。この支援プロジェクトが実施された事により、生徒・教員の学習・生活環境が大きく改善される事となった。
開催された引渡式典には、シンガポール・ネパール・ラオスへの訪問中であった小田原潔外務大臣政務官も参加した。ラオス側からは、教育スポーツ副大臣・ビエンチャン特別市副市長や生徒・関係者が参加した。
日本政府では、ラオスの社会・経済発展を支援するために基礎教育の向上を支援しており、1989年から今までに合計で288件の総額約1,700万ドルにもわたる草の根・人間の安全保障資金協力を実施している。