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日本郵船グループの船舶管理会社であるエヌワイケイ・シップマネジメント社は、自社グループが運航している液化天然ガス運搬船(LNG船)では初となるインドネシア人機関長を12月10日付で登用したことを発表した。
日本郵船グループでは、国籍を問わず統一要件を設定した独自のプログラム「NYKマリタイムカレッジ」を通じて、ハイリスク船幹部登用を促進している。今回のインドネシア人機関長の登用は、自社グループが運航しているLNG船の初のインドネシア人機関長となり、今年の10月に誕生した船長に引き続き、2人目の幹部登用となる。なお、このインドネシア人は、2008年から自社グループが運航しているLNG船の機関士として乗務経験を積んでおり、2011年以降はタングーLNGプロジェクトにて輸送サービスを提供するLNG船に従事し、12月10日より機関長として実職務に就いている。
日本郵船では、2008年のタングーLNGプロジェクトへの輸送サービス開始当初から、インドネシア人船員養成を開始し、2014年に同プロジェクトの一環としてインドネシア国内の内航輸送を開始して以来、長期的なインドネシア人船員養成計画をたて、同国幹部船員の養成に取り組んでいる。