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香川県は、アイパル香川で「ワールドレクチャーシリーズ(東南アジア編)」を開催することを発表した。
香川県の見解によると、グローバル化が進み、あらゆるものが国境を越えて行き交う現代社会、香川県でも在住外国人の数が増え、多文化共生社会の実現に向けた取組が行われているとしている。そのため、県内在住外国人数の半数以上を占めている東南アジアの国にスポットをあて、それぞれの国の現状や歴史、社会、文化等について学び、理解を深めるとともに自分たちの地域をふりかえり、地域社会における多文化共生の問題について考える講座が開催されることとなった。
講座1「インドネシアにおける多様性と多文化共生」は令和4年1月20日に開催される。講師は、うぃどさりWidasari代表となる。この講座では、約13,500の島からなる世界最大の島嶼国家で約1,300の民族や約700の言語が混在する多民族国家であるインドネシアは国内での多文化共生の現状、及び人口の9割近くを占めるムスリムの文化や人口の6割が居住しているジャワ島の文化について紹介し、インドネシアの現状を知ることを通して文化の多様性や多文化共生について考えてみないかと呼び掛けている。なお、2002年には、このインドネシアから東ティモールが独立している。
講座2「日本・ニュージーランドとの比較を通して見るタイの文化」は、令和4年1月27日に開催される。講師は、香川大学教育学部准教授となる。この講座では、タイとの交流やタイの文化・生活様式等を、日本及び講師の出身国であるニュージーランドとの比較を交えながら紹介される。
対象は高校生以上となり、定員は各回先着40名となる。参加費は、2講座で1,500円(賛助会員は1,300円)となる。