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防衛省は、国連三角パートナーシップ・プログラム(UNTPP)の一環で、カンボジアの工兵要員に対する重機操作教育訓練を4月28日から6月20日にかけて実施することを発表した。
日本政府では、PKO要員の能力向上を支援し、質の高い活動を実現するため、平成26年9月の第1回PKOサミットにおいて、安倍総理(当時)から、資金面での貢献と人的貢献を一体として行っていくという貢献策を表明していた。この表明を受け、平成27年以降、自衛隊は、アフリカ及びアジアにおいて、試行訓練を含めた計18回の重機操作教育訓練に延べ367名の陸上自衛官を派遣し、アフリカ、アジア及びオセアニア地域の工兵要員463名に対し訓練を実施していた。
今回は、国連三角パートナーシップ・プログラム(UNTPP)の一環として、カンボジアのコンポンスプー州のカンボジアPKO訓練校に、自衛隊の2等陸佐と23名を派遣することとなった。派遣された者たちは、カンボジア及び周辺国の工兵要員に対する重機の操作や整備の教育を実施する予定である。