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日本の外務省は、岸田外務大臣とリム・ジョクセン・ブルネイ首相府大臣兼第二外務貿易大臣がラオスの首都ビエンチャンにおいて会談を25日に実施した事を発表した。
岸田大臣はブルネイ外務貿易大臣に対して、ブルネイ政府は対日調整国であり日ASEAN外相会議の共同議長でもあるため、日本とブルネイの二国間関係のみならず日本とアセアンの関係発展のために、両国関係を更に強化していきたい旨が述べられた。
リム大臣から岸田大臣に対しては、ASEANにとって日本は最も古いパートナー国の一つであり、ASEAN地域の発展には日本が多くの貢献をしてきたことへの感謝が述べられた。これらの貢献の中でも、特に人的交流の分野における協力に感謝しており、今後もブルネイ政府は対日調整国として日本と緊密に連携していく方針である事が述べられた。
岸田外務大臣はラオス・ビエンチャンにASEAN関連外相会議出席のため訪問しており、この訪問中にブルネイ外務貿易大臣との会談が実施される事となった。両大臣は北朝鮮の拉致問題を始めとした人権問題や、南シナ海の領有権問題でオランダのハーグ仲裁裁判所が中国の主権を否定した事等についても意見交換を実施した。