日本はASEANとの交通分野の連携強化、新幹線のトップセールスも

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画像提供:国土交通省
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日本の国土交通省は、日本とASEAN各国との交通分野における協力連携(日ASEAN交通連携)について議論することを目的とした「第13回日ASEAN交通大臣会合」を11月6日に実施したことを発表した。

日ASEAN交通大臣会合とは、2003年11月に創設された会合であり、第一回目のミャンマーでの開催を初めとして定期的に会合が実施されており、第13回目の今回はマレーシアの首都クアラルンプールで開催された。日本からは石井国土交通大臣と国際統括官、鉄道局長などが参加し、アセアン10か国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)から関係者が参加した。

今回の会合では、ASEANにおける「質の高い交通」をさらに推進するため、日本政府から日ASEAN間の交通分野の協力プロジェクトに関する2015~2016年の行動計画について提案を行い、参加国から承認を得た。

また、石井国土交通大臣は、マレーシア政府・シンガポール政府・タイ政府に対して日本の新幹線システムのトップセールスや交通分野における協力等について協議するため、それぞれ個別に二国間会談を行った。また、マレーシアのナジブ首相を表敬するとともに、同国のワヒド首相府大臣、ハミド陸上公共交通委員会議長とそれぞれ会談を行い、マレーシア・シンガポール高速鉄道に関して、日本の新幹線システムのトップセールスを実施した。

【日 ASEAN 交通連携における活動一覧】
<交通円滑化>
● 物流プロジェクト
● 次世代航空保安システムプロジェクト
● 自動車基準・認証制度等包括的な交通安全・ 環境施策に関する日・ASEAN新協力プログラム
● 都市公共交通政策フレームワーク
● 道路技術協力プロジェクト
● 国際物流網における道路技術共同研究プロジェクト
<交通インフラ>
● 港湾開発調査
● クルーズ振興プログラム
● 交通インフラ整備のための PPP 推進協力プロジェクト
<質の高い、持続的な交通>
● 交通分野における安全と防災技術
● 港湾技術共同研究プロジェクト
● 船員政策フォーラム
● 新港湾保安向上行動計画
● 航空セキュリティ向上プロジェクト
● 鉄道再生事業
● メガフロート普及推進プロジェクト
● 空港調査プロジェクト(エコエアポート)
● 交通分野における環境に関する行動計画
● ITS 推進
● 海の安全についての協力
<人材育成>
● 交通政策行政官研修プログラム
● 交通情報プラットフォームプロジェクト

(第13回日 ASEAN交通大臣会合 共同大臣声明より)

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