NGO2030は、ウェビナー「いま何が起きている?~USAIDの援助停止その影響を考える~」を4月16日に開催する。
NGO2030の主な参加組織は、CWS Japan、ジャパン・プラットフォーム(JPF)、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、国際協力NGOセンター(JANIC)、JEN、コンフロントワールド、シャンティ国際ボランティア会、創価学会インタナショナルなどとなる。
NGO2030によると、2025年1月、アメリカの大統領令により、USAID(米国国際開発局)への資金拠出が停止され、多くの人道支援団体が活動の一時停止や中止、規模の縮小などを余儀なくされ、支援を必要とする人々への影響が懸念されているとしている。一方で、日本国内においてその影響が報道されることは多くなく、実際の影響や今後の対応について、学び考える機会が求められているとしている。
そのため、「いま何が起きている?~USAIDの援助停止その影響を考える~」を開催することとなった。予定しているプログラムは、『開会挨拶』『各登壇者による発表(ICVA、CWS、JANIC)』『ディスカッション』『閉会挨拶』『放課後トー』となる。使用言語は英語となり、一部日本語での発表も行われる。このウェビナーでは、USAID活動停止による影響について、日本だけでなく世界のNGOネットワークや人道支援団体から登壇者を招へいし、現場の状況を報告し、こうした現状を含めて、日本の市民社会の役割を共に考えていくとしている。
なお、JANICでは、USAID事業の一時停止による日本のNGOへの影響を確認するためのアンケートを募集していた。アンケート結果は、問い合わせへの対応と、今後の日本政府への政策提言などに活かしていくとしている
また、ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、USAIDからの寄付を受け取るとともに、研修の際には講師を招へいしていた団体である。この団体は、自然災害による被災者を対象とする支援事業に関しては、USAIDから資金援助を受け、NGO4団体が国内での支援活動を展開し、ジャパン・プラッ トフォームとして日本国内で支援活動を行う最初のケースとなっていた。