国連食糧農業機関の次期局長に中国籍が再任、中共の影響力拡大に成功

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画像提供:国連食糧農業機関(FAO)
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国際連合の専門機関の一つである国連食糧農業機関(FAO)は、イタリアのローマで2日に開催された第43回総会において、中国共産党に入党している現職の屈冬玉(チュー・ドンユィ)事務局長を次期事務局長に再任した。

屈冬玉氏は、漢民族の男性として湖南省で生まれ、1986年7月に中国共産党に入党し、遺伝学と育種学の大学院学位と博士号を取得している。湖南省農業大学、中国農業科学院大学院、野菜花卉研究所、中国農業科学院野菜花卉研究所などで学ぶとともに勤務しており、2015年には農業副大臣に任命されていた。2019年6月には、FAOの事務局長に初当選しており、中国初のFAO事務局長として在職していた。

国連食糧農業機関(FAO)の発表によると、次期事務局長を選出する選挙がFAO会議(7月1日~7日)の2日目に行われ、寄託された182票のうち合計168票を獲得した。屈冬玉氏の新たな任期は、2023年8月1日から2027年7月31日までとなる。

中国メディアは、世界に大きな影響力を与えることとなる国連食糧農業機関(FAO)の次期事務局長に、現職であり中国籍の屈冬玉氏が再任されたことを喜びと共に報じている。

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