ミャンマー・中国外相会談、南シナ海問題には触れず

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画像提供:中国外務省
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中国外務省は、中国の王毅外相とミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相がミャンマー・中国外相会談を実施した事を発表した。

王毅外相はスーチー外相に対して、中国政府とミャンマー政府は長い友好関係を保ち、相互理解・相互尊重・相互支援・相互援助を維持してきた歴史を持つ事が述べられた。また、ミャンマーで新政権が樹立した後も両国政府は良好な関係を維持しており、今後もミャンマーの発展に貢献するために中国政府は文化交流などを進め両国の関係を強化していく方針である事が伝えられた。

スー・チー外相からは、ミャンマー政府にとって中国政府は良き隣人であり良き友人である事が伝えられた。また、ミャンマー政府は中国政府からの様々な支援に感謝しており、今後も同様の支援が継続される事を期待している事が述べられた。

スー・チー外相は親中派であるとされており、南シナ海問題においては若干の中国寄りの立場をみせていたが、今回のミャンマー・中国外相会談においては立場を明確に示さなかった。これは、中国政府と南シナ海問題を争っているフィリピン政府・ベトナム政府や、日本政府・アメリカ政府等からの要請があり、従来の立場から若干の修正を行ったためとみられている。

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