ベトナムを統治しているベトナム共産党は、28日に閉幕した党大会において、2016年から2020年における最高責任者となる党書記長およびに政治局員などの人事を正式に決定したことを28日に発表した。
実質的な最高責任者となる党書記長には、大方の予想通りにグエン・フー・チョン(Nguyen Phu Trong)氏が留任することとなった。また、政治局員にはグエン氏を含むを19名を選出した。党中央委員会には、公式メンバーの180人と代替メンバーの20人の合計200人が選出された。公式メンバーに選出された中で最年少は40歳となり、代替メンバーには38歳がそれぞれ選ばれている。党内からは改革を図るうえでは、若返りが必要であるとの声も聞こえるため、今後は党内人事においては若いメンバーが積極的に登用されていくとみられている。
留任することとなったグエン党書記長は、党大会において「今後もベトナムは改革・解放を進めて、経済大国の仲間入りをすることを目指す。しかしながら、ベトナムは今後も社会主義の立場を保持していく。」との決意を表明した。
【政治局員に選出された19名】
1.Nguyen Phu Trong
2.Tran Dai Quang
3.Nguyen Thi Kim Ngan
4.Ngo Xuan Lich
5.To Lam
6.Nguyen Xuan Phuc
7.Nguyen Thien Nhan
8.Dinh The Huynh
9.Pham Minh Chinh
10.Tong Thi Phong
11.Vuong Dinh Hue
12.Tran Quoc Vuong
13.Pham Binh Minh
14.Truong Thi Mai
15.Truong Hoa Binh
16.Nguyen Van Binh
17.Vo Van Thuong
18.Dinh La Thang
19.Hoang Trung Hai