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製造業の生産ラインや開発部門で必要とされるFA(Factory Automation)や、自動車や電気機器等の金型部品を扱うミスミグループは、ベトナムのホーチミン市に新しい工場を設立することを発表した。この工場がミスミグループにとって、ベトナムにおける4カ所目の工場となる。
この発表によると、ミスミグループではベトナムへの進出は以前から実施しており、第1工場を1995年に設立、第2工場を2005年に設立、第3工場を2011年に設立し、計画的にグローバル短納期供給体制を強化してきた。今回の工場設立は、世界中で製造業の自動化が急速に進む中で、FA用メカニカル部品の大幅な需要増と短納期ニーズの高まりが見込まれることから生産拠点を拡充し、一層の供給体制強化を図るために実施した。
今回設立する第4工場では、ミスミ生産方式を導入し、ミクロン単位の寸法指定による受注製作(MTO)品を製造する予定である。工場の稼働は2015年度半ばを予定している。
ミスミグループはグローバル市場で競争力を強化するためには、日本品質を維持し、世界最適地からの資材の調達・生産を実施し、コスト・納期も逐次強化することが不可欠と考えている。特に売上高の約5割を占めるFA事業においては、低コスト・短納期を追求した商品の安定供給実現を図っており、日本・中国・ベトナムにおける3極補完体制を構築していく方針であることを、以前から明らかにしていた。
ミスミグループは、今回増強するベトナム工場と、中国生産拠点、日本生産拠点の3極体制により、FA用メカニカル部品のグローバル確実短納期供給体制を更に強化していくことを表明している。
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