日本留学に悪徳な送出機関と日本語学校が共謀しているケースに対応、駐ベトナム大使

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梅田駐ベトナム大使は、2018年を迎えての大使挨拶として、ベトナムから日本に留学する人が増加している事を歓迎しつつ、ベトナムの「悪徳送り出し機関」と「日本の悪徳日本語学校」が共謀しているケースもあると明言し、これらのケースへの対応に努めていく事を述べた。

梅田大使は2018年を迎えての大使挨拶として、ベトナムは世界有数の親日国であり、日本とベトナムの関係は緊密化していると述べたうえで、緊密化する両国関係を象徴する4点として「間断なき要人往来を通じ、日越の相互信頼関係は格段と深化しています」「現在の国際情勢下、日越両国は多くの戦略的利益を共有しています」「少子高齢化と労働力不足に苦しむ日本をベトナムの若者達が支えています」「ベトナムでは政治も経済も『歴史的転期』を迎えており、日本の協力も新たな視点が必要となっています」を述べた。

ベトナムから日本への留学生が増加している事に関しては、現在は日本に約23万人のベトナム人が居住し、ベトナムの若者達は日本に対する憧れと夢を持って訪日して日本経済を支えてくれていると説明している。だがその一方で、ベトナムの「悪徳送り出し機関」と「日本の悪徳日本語学校」が共謀し、日本に行けば勉強もできるし、金も稼げると言い広め多額の借金を負わせて訪日させているケースもあり、この場合に夢破れて罪を犯し検挙される若者が増えているとしている。これらの事件を受けて、在ベトナム日本大使館は日本政府とベトナム側との連携を強化し、対応に努めていくとしている。

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