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日本の総合商社である三菱商事株式会社は、タイでオペレータ付クレーンレンタル事業に参入する事を発表した。
タイでは積極的な外資系企業の誘致などの施策により、製造業を中心とした経済成長を遂げており、東南アジアにおける一大生産拠点となっている。タイ政府は今後も高速道路・鉄道などの各種インフラ整備に向けた大規模な投資を行う予定であり、今後も建設業界の成長が見込まれている。また、AEC(アセアン経済共同体)が昨年に設立された事に伴い、ASEAN地域内における人・物・金の動きが地域内で活発化され、タイがアセアン地域における重要な生産拠点となる事が予想されている。そのため三菱商事では、このタイにおける建設産業の成長を見越して、クレーンレンタル事業に参入する事を決定した。
今回の参入は、三菱商事の100%子会社の「株式会社レンタルのニッケン」とタイのクレーンレンタル分野における最大手である「T.S.K. Crane Service Co., Ltd(TSK)」との共同により行われる。3社は今年の6月に合弁で「T.S.K Diamond Rental Co., Ltd(TSKDR)」を設立しており、この事業会社を通じて、移動式クレーンのレンタル事業を本格的に始動する。この新会社の出資比率は三菱商事が35%、レンタルのニッケンが5%、TSK社が60%であり、保有クレーン台数は約300台でタイ国内では最大規模となる。
アセアン10カ国情報










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