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日本の政策金融機関の一つである株式会社国際協力銀行(JBIC)は、日本の株式会社マルエスがタイで実施するおつまみ等の食料品の加工・販売事業を支援するため、タイ・バーツ建て融資を行うことを発表した。
マルエスは、イカフライ等のおつまみ等の製造・販売を行っている中小企業であり、この商品はコンビニエンスストアや駅の売店などを通じて日本全国で販売されている。このマルエスは、東南アジアの堅調な経済発展に伴う嗜好品の需要拡大を背景として、タイ現地法人「MARUESU FACTORY (THAILAND) CO., LTD.」を設立して、日系小売店を介して販売国の味覚に合わせた商品の市場拡大を企図している。
JBICは、このマルエスの計画を評価したため、株式会社りそな銀行との協調融資を実施することを決定した。JBIC分の融資は、72,700千タイ・バーツを限度とする貸付契約となる。この資金は、マルエスのタイ現地法人がタイで行うおつまみ等の食料品の加工・販売事業に必要な資金を現地通貨建てで融資するものであり、工場の建設に充てられる。