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フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領とトランプ次期米大統領が電話会談を実施した際に、トランプ次期米大統領はドゥテルテ大統領の麻薬撲滅活動を評価し今後もこの活動を進めていくべきだと述べた。
ドゥテルテ大統領の発言によると、トランプ次期米大統領と2日に電話会談を実施しており、その際にトランプ氏は「アメリカ政府とフィリピン政府は関係を修復するべきでしょう。ドゥテルテ大統領を批判する人達もいますが、私はドゥテルテ大統領が偉大で良い事をしていると思っています。今後もこれらの活動を進めるべきです。私自身もメキシコとの国境問題で似たような問題を抱えています。」との旨を述べていた事を明らかにした。
現在のアメリカ大統領であるオバマ大統領は、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が推し進める麻薬撲滅活動を批判している。この批判を受けてドゥテルテ大統領はオバマ大統領へ暴言を繰り返しており、フィリピン政府とアメリカ政府の関係が悪化しつつあった。更にドゥテルテ大統領は、アメリカ政府からの武器購入を停止し中国やロシアなどから購入しようともしており、両国の軍事関係も弱体化するのではとみられていた。しかしながらトランプ次期米大統領は、ドゥテルテ大統領の麻薬撲滅活動を評価し両政府の関係改善を行うように呼び掛けたことから、今後も両政府の関係は改善されるとみられている。