ドゥテルテ大統領は日本の巡視船供与に感謝の意を表明

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画像提供:在フィリピン日本大使館
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日本政府がフィリピン政府に供与する巡視船の最初の一隻目の引き渡し式典がフィリピンのマニラで開催され、ドゥテルテ大統領も参加した。

この支援は、供与限度額が187.32億円の円借款事業「フィリピン沿岸警備隊海上安全対応能力強化計画(Maritime Safety Capability Improvement Project for the Philippine Coast Guard)」として、アキノ前大統領時代に決定していた事業であった。この事業では、フィリピン沿岸警備隊(PCG)に船舶を供与し、沿岸域内で海上法執行等の業務能力向上を図る事を目的とした支援であった。

この支援では合計で10隻の40m級巡視船を供与する予定であり、1隻目の巡視船は「TUBBATAHA(トゥバタハ)」と名付けられ、8月18日にマニラ港に到着していた。残りの9隻の巡視船は、2018年までに順次供与される予定である。

開催された記念式典にはドゥテルテ大統領や日本大使などが参加した。ドゥテルテ大統領は式典で、日本政府からの支援に深く感謝するとの旨を述べた。

日本政府ではフィリピン沿岸警備隊への支援を積極的に実施しており、2014年には総額約12億円の無償資金協力「沿岸警備通信システム強化計画」の供与を決定している。今後も両国関係強化のために、これら支援を継続していく方針である。

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