米国防長官がフィリピン訪問、中国軍の脅威を排除へ

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画像提供:アメリカ国防総省
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アメリカ国防総省は、アシュトン・カーター国防長官(Ashton Carter)が、アジア太平洋地域におけるパートナーシップの強化の一環としてフィリピンに訪問することを発表した。

カーター国防長官が訪問する先は、南シナ海に近いフィリピン国内の基地2か所となる予定。この基地の視察に加えて、政府高官と軍関係者との会談を行う予定。

カーター国防長官が実施したスピーチでは、今回のアジア太平洋地域への訪問の前提として「近年の世界情勢と安全保障環境は急激に変化しており、早急かつ的確な対処が必要となっている。ロシア政府の侵略と疑われる行為に加えて、中国政府の行動に、我々は注意を払う必要が出てきている。特に南シナ海における中国政府の行動は、アジア太平洋地域における大きな変化を生んでいる。アジア太平洋地域においては、北朝鮮の継続的な核開発の追及と挑発なども発生しており、アメリカ政府はアジア太平洋地域における全てに対処する必要がある。そのためオバマ大統領は、正しく公平な状態を作るために、この地域へのリバランスを開始した。このリバランスにはTPPも含まれる。TPPにはアメリカの同盟国が参加しており、公平な経済活動を行うことを通じて、同盟国への経済的な支援となるためである。」と述べた。

今回の訪問の目的などに関しては「今回の訪問では、フィリピン政府ならびにインド政府との関係を強化することを主目的としている。フィリピン政府とアメリカ政府は長い友好的な歴史を構築しており、フィリピン政府の存在はアジア太平洋地域の平和の元となっている。両国政府は、防衛協定を強化しており、アメリカ政府はフィリピン軍の近代化を支援し定期的な共同軍事演習を行っている。今回の訪問を通して、両政府の連携を更に強化する。」と述べた。

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