フィリピン政策金利を4%据置、物価上昇率は上方修正

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画像:フィリピン中央銀行のHPより
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フィリピン中央銀行は、政策金利の翌日物借入金利(Overnight borrowing rate)を10回連続の4%に据え置くことを12月17日に発表した。市場関係者の予測通りの結果となった。

この中銀の発表によると、フィリピンは来年以降も好調な国内市場に支えられた確実な経済成長が見込め、来年以降のインフレ率の見通しも確実出来ているために、現在の金利およびに基本政策を変更するためがないため、現在の金利を維持することとなった。

また、アメリカ政府が政策金利を上げたことに関しては、この利上げの影響が世界経済にどの様な影響が出るかはまだ不明であり、フィリピン経済はこの影響を見極めるだけの余力があるため、状況を見極めたうえで必要な対策を実施するとしている。アメリカの利上げに影響して、フィリピンの通貨のペソがドルに対して安となる可能性は否定しなかったが、通貨安が大幅に進むことはなく、また、この通貨安がフィリピン経済にそこまでの悪影響を与えることはないとして、特段の対策をとらない方針を明らかにしている。

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